ドラえもん情報ブログ

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スネ夫



スネ夫
フルネーム/骨川 スネ夫(ほねかわ スネお)は、藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』に登場する架空の人物。野比のび太のクラスメイト。2月生まれ(方倉設定では3月28日生まれとされていた)。
 
設定
ナルシストかつイヤミ、口が上手くウソつき。強者には徹底してへりくだる虫のいい選択しかしない。父親は会社社長で家庭がとても裕福であり(小学生でありながら月の小遣いが1万円)、自慢話をよくしてのび太を憤慨させたりうらやましがらせたりする。ごく初期にはメインの敵役になることが多くジャイアンより威張っていたが、すぐジャイアンの子分としての立場を確立。原作・アニメ共にジャイアンとタッグを組み、悪戯をする場面もある。極度のマザコンでもあり、危機的状況に陥ったり寂しかったりするとすぐ「ママ~」と叫んで泣く(『ドラえもん のび太の恐竜』や『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』では「おかあさま」と呟いている)。
ケンカの際には、ジャイアンや親によるバックボーンからのび太に勝つことが多い。また、精神的にはのび太より弱虫だと言う見方もあるが、これは特に大長編等で静香などが絡むとのび太は普段よりも勇気を見せる場面があるがスネ夫には無いことからこう見えることが多い。逆に、お化け・蛇・虫等といった物は、のび太のように怖がる描写はない。大長編等では特に、のび太やジャイアンが本編よりも勇敢な姿を見せる場面が多いこともあり、相対的に弱虫に見え易いが、それでも後期では前述の2人程ではないものの勇敢なところを見せるシーンも度々あり、また、持ち前の現実的な判断力や器用さを発揮してメンバーに的確な提案をしたり戦力として大いに貢献したりすることもある。(詳細は後述の知力・趣味・性格に記載)また、「雨男晴れ男メーター」によると、数値が「-7」の強い雨男である。
なお、骨川家の住所は「東京都練馬区月見台すすきヶ原3-10-5」。
テーマソングとして「スネ夫のうた」がある(作詞:肝付兼太、作曲・編曲:菊池俊輔)。
また、一人称は「ボク」「ボクちゃん」だが、初期、または『エスパー魔美』にゲスト出演した際には「オレ」と言っていたこともある。
外見
特徴的なキツネ顔に加え、前から見ても横から見ても山形に見えるという独特な髪型をしている。しかし、青年になるといとこのスネ吉のようなパンチパーマをしている。親族は全員、髪型以外の顔つきがそっくりであり、ペットまでもこの顔つきである。スネ夫自身はその顔をハンサムだと思っているが、自分の顔だと言う先入観を捨てて見た場合は嫌悪感を示し、夢の中や自画像等では髪型で辛うじて当人だとわかるほど自分を美化して描いたことがある。
唯一の悩みは身長の低さで、のび太より5センチメートル低い、135センチメートル。背が低いことに劣等感を持っている。
また、連載初期はおねしょ癖があり、居眠りの最中でさえオムツが必須。就寝時にオムツをするよう母親に注意されるほどだった。起きているときでも驚いて漏らしたこともある。
知力
有名私立中学への進学を志望しており、塾に行ったり模範生と言われたり家庭教師をつけられたりしている。だが成績はあまりよくなく、100点をたまに取る程度(ただしのび太曰くカンニング)で、24点を取ったこともある。「正かくグラフ」によれば、のび太やジャイアンよりは優れるが、しずかよりは劣る。数値で表すと、のび太の3.5倍、ジャイアンの1.75倍、しずかの12分の7となる。比率に直すと「しずか:スネ夫:ジャイアン:のび太=12:7:4:2」となる。
しかし、のび太を虐めるための悪知恵はとても豊富で、ジャイアンの知恵袋的な存在になっている。
のび太に言わせれば、塾へ行くと言ってはさぼり、そのつど得意の口八丁で塾講師におべっかを使ってごまかしているという。『ドラえもん のび太の日本誕生』では全科目に家庭教師を付けられ、耐えられずに家出した。
もっとも、劇場版の後半になれば、更に彼の知力や判断力も役立つ場面も増える。『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』ではジャイアンに半ば強引にロボットに支配された街へ潜入するメンバーにさせられたものの、前述の現実的感覚を生かして考えなしに行動するジャイアンを「(敵のロボットに)疑われるから無闇に話しかけるな!」などと制したり、持ち前の判断力で、食料が運ばれる先には人間がいるはずだなどといった発想で、結果的に人間収容所の場所をつきとめるのに大いに貢献した。
英会話を習っている。しかし、いざ英語が必要になったときには会話に詰まっており、特に英会話に堪能というわけではない。またテレビ番組「上級フランス語講座」をかかさず見ており、ビデオ録画もしている。だが作中でフランス語を披露したことはない。
体力
どちらかというと低めで、草野球チーム「ジャイアンズ」の特訓で町内10周マラソンをした際、最下位になった(道具を使ったのび太は別として)という前歴がある。ひみつ道具「正かくグラフ」によると、筋力はのび太の約2.3倍、 ロボットのドラえもんを除けば、主要メンバーの中で最も小柄な事を考えれば、運動能力はそれなりに高いと言える。 しずかの約1.17倍あるいは1.4倍(最初のコマと次のコマでグラフが異なるため差が出る)、ジャイアンの10分の7。比率に直すと「ジャイアン:スネ夫:しずか:のび太=10:7:5:3」となる。 しかし、野球の実力はジャイアンズの中でも高い。打撃ではヒットや長打を打ち、のび太がバッターボックスに立つとき塁にいることが多い。 守備ではキャッチャーを務めている。
 
趣味
趣味はプラモ作り、ラジコン、(漫画の)読書、テレビゲーム(テレビゲームが一般的に普及していなかった時代に既に所持していた)、ジオラマ撮影、鉄道模型製作、切手収集、アニメーション制作(途中でジャイアンとけんかしたため頓挫)など多彩。流行に敏感。基本的に手先は器用。 その手先の器用さは、本編では主にのび太への意地悪等悪用される事が多いが、劇場版では味方側から頼りにされる事もある。特に、『のび太の宇宙小戦争』では、彼の作ったラジコンの戦車が、敵の大軍を相手に大活躍した。ラジコン戦車の点検・整備を彼に任せたり等、他の面々もスネ夫の腕前を信頼しており、この時は静香も、「あなたが作ったラジコンじゃないの、もっと自分の力を信じなさい。」等と彼を勇気づけている。また、この時の静香のセリフから、ドラえもんもスネ夫が作ったラジコン戦車の強度を「ちょっとやそっとや壊れない」と認めている事がわかる。更に、PCIA(敵軍の名前)の司令官ドラコルルも、彼の腕前を見て「恐るべき兵器だ、あの少年は地球の兵器製造大臣に違いない。」などと驚愕していた程である。 劇場版の『のび太の南海大冒険』(時空移動船)『のび太と緑の巨人伝』(緑の星のボート)『新・のび太と鉄人兵団』(ザンダクロス)等ではいつもラジコンを操縦してるためか、乗り物の操縦をすることが多い(時空移動船操縦の時では当初は拒んで、ジャイアンに「でっかいラジコンと思えばいい」と励まされるほどである。)。 彼の器用さは、『のび太と雲の王国』では、「雲の国王冠」を身に着けて調子にのったのび太にナンデモ大臣に任命されたりなど、のび太もスネ夫の器用さを認めていることがうかがえる(ちなみに、静香はのび太の妃、ドラえもんは総理大臣、ジャイアンは召使いに任命された)。
芸能界に詳しくミーハーで、伊藤翼ファンクラブの幹部。テレビ局の偉い人やレポーターが父親の友達であるため、有名人とのツーショット写真や有名人の手形、キスマーク入りのサイン色紙を多数持っていたり、一般には知られていない芸能界の噂や裏話を知っていたりする。ただし、それを利用して芸能人に関する嘘の自慢話をするときもある。
夢はファッションデザイナーになることと漫画図書館を建てること。
出木杉英才ほどではないが知的好奇心は旺盛で、博学ぶりの一端をのび太ら仲間に見せることもある。また、デザイナー志望だけあって絵画も得意であり、評論家からも素質を認められている。
 
嗜好
好物
オニオングラタンスープ
嫌いなもの
とうもろこし
ダイコン
大長編ではカニピラフやステーキ等の高級料理を食べていることが多い。
 
性格
リッチでレアなコレクションと体験談で他人を悔しがらせるのが好き。のび太がドラえもんに道具を出してくれと懇願する発端の多くはスネ夫の自慢話である。この自慢癖は母親譲りのようである。母親に溺愛されているためマザコン。鏡で自分の顔を30分も見続けるほどのナルシストだが、自分の低身長だけはひそかに苦にしている(背を伸ばす努力を影で行っていたりする)。彼曰く、「僕はお金もあるし頭もいいし顔も綺麗だけど、身長が低い事だけが悩みなんだ」。
ジャイアンの嫌がらせが腕力からくるのに対し、スネ夫は「のび太だけ除外」などという心理的な意地悪をする。のび太にだけゲームを貸さない、コレクションに触らせない、遊びや行楽、別荘(四丈半島)に誘わないといった類が多い。主に「この車にはあと3人しか乗れない」「チケットが3枚しかない」など。44巻収録「アニメばこ」には「3人用のビデオ」という理不尽なものが登場する。ただ、自転車に乗れないためにサイクリングに誘わないなど、のび太に原因がある場合もある。また、あまり度が過ぎると、のび太だけでなくジャイアンやしずかまでも呆れさせてしまうことがある。
ジャイアンの腰巾着かつ強力な参謀としてのび太をいじめる反面、ジャイアンにおもちゃなどを取り上げられてのび太に泣きつく日和見的なところがある。実際、スネ夫自身もむしろのび太同様ジャイアンにいじめられることの方が多い(これは他の男の子とも共通する)。のび太がドラえもんのひみつ道具でジャイアンに仕返しやイタズラなどをしようとした場合は、のび太やドラえもんとグルになることも(原作連載初期のころは逆にジャイアンを従えて歩く描写が見られた)。また、もしもボックスの効力でのび太がアメリカへ引越しをすることになった際には、今まで嫌がらせしてきたことに対して、涙を流して謝罪したりする描写から、のび太をいじめていることに対して、多少なりとも後ろめたさを感じている節もある。また、あまり目立たないものの、時にはジャイアンが迫っているから気をつけろとのび太に警告したりするなど、若干ながらも親切な面も見せている。
「のび太のくせに生意気だぞ」というセリフが物語るかのように、ドラえもんのひみつ道具に頼って自分より優勢になったのび太に対し敵愾心を燃やすことが多い。ジャイアンほどではないがスネ夫もひみつ道具などを強奪することが多く、そのたびに痛い目に遭っている。
口が達者でおべっか、ゴマすりはお手のもの(とはいえ、しばしばジャイアンなどの目の前で本人の悪口を言ったりするなど、実はおべっかばかりではない一面を持つ)。ジャイアンは勿論のこと女の子を褒めて気分良くさせる話術にも長けている(財力を生かしてちょっとしたプレゼントという合わせ技などもある。しずかに渡すために他人の家のバラを一輪盗んだこともある)。『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』では、これらが原因で「ウソツキ性」と判定され、ジャイアンとともにムー連邦の監獄に入れられている。文才もあり、アイドルへのファンレターコンクールで入賞するほど。場の雰囲気を読む勘の鋭さとボキャブラリーの豊富さは天下一品。ただ、劇場版も後半辺りに来ると、ジャイアンにも正面から意見するシーンが目立ってきている。特に『のび太とブリキの迷宮』では、北極へ不時着して文句を言うジャイアンを「うるさい!文句ばかり言うな!」などと一喝したり、明かりが見えるから行こうとするジャイアンを「君って単純な人なのね。北極に人なんかいる訳ないだろう。ロボットの基地かなんかで行ったら捕まるぞ。」(実際はサンタロボットがいて助けてもらった)などと制するなど、こういう場面では仲間を引っ張ることが多いジャイアンを、むしろリードしている。また、このシリーズでは、ジャイアンの方も、強引に自分と一緒に潜入メンバーにしたり、「スネ夫、お前考えろ。」などとスネ夫のアイデアを当てにしたりと、スネ夫に頼る場面も比較的目立つが、長い付き合いもあり、ジャイアンもスネ夫のことを信頼している節がうかがえる。
学校一の美人と評される隣のクラスに在籍する河井伊奈子(かわいいなこ)が好きらしい。しかし、遠足のスライドを見せる際に、しずかから「私は見に行かない」と言われると、「しずちゃんがいないと意味がないんだよ」とも言っていることから、しずかのことも好きなようだ。
極めて現実的で、神仏や幽霊、妖怪などを一切信じず、超自然的なものを科学的に説明しようとする傾向がある。その一方、そういった類のものを極度に恐れている。『ドラえもん のび太の大魔境』では、心を一つにしてペコを助けるシーンで、しずかより遅れて現れたこともあった。また、ドラえもんの道具で出した怪物などで気絶する場面もしばしば見られる。開けた者の最も恐がるものが出てくる道具「びっくりばこ」をスネ夫が開けたところ、出てきたものは幽霊であった。背後霊を信じている描写もある。なお、そのとき霊能力者に霊視してもらった結果によると、動物霊が2体と、ドン・ブラスコ・ピラニエスという名の700年前のスペインの貴族の霊が憑いているという。また、一番怖いものは本人によるとノストラダムスの大予言。ノストラダムスの予言を信じるあまり町中を巻き込んだ一大騒動に発展したこともある。
同様の境遇でしずかを慮る発言をしているのび太に比べ、肝っ玉は相当小さいといえる。しかし、そんなスネ夫も、『のび太の宇宙小戦争』では、当初は圧倒的多数の無人戦闘艇に怯えていたものの、それでも戦いに赴く静香を見て、「いくらぼくだって女の子1人を危険な目に遭わせる訳には・・・」と勇気を振り絞って自らも戦うことを選び、ピンチになった静香を身を挺(てい)して守ったりもした。この辺りから、スネ夫は大長編でもただの弱虫ではなくなったと言える。さらに『のび太とブリキの迷宮』では、ブリキン島でドラえもんが拉致されて、のび太やジャイアンが取り返そうと息巻く時にも、「ここは危険だから、とりあえず戻ってからみんなで相談しよう。」と提案したりなど、ここでも持ち前の現実的で冷静な意見を唱えている。
酒癖が悪いらしく、ソフトドリンクが酒のような飲み物になる道具「ホンワカキャップ」を使って酔っ払った際には、ジャイアンに日頃の愚痴をぶちまけ、暴力も加えていた。
 
未来
青年期
「のび太の結婚前夜」(25巻収録、および同話を原案とした映画)では青年期のスネ夫の姿が見られる。髪型はパンチパーマになっており、身長ものび太達と同程度に成長している。映画では現在同様の髪型だが、ピアスを付け、左ハンドルのオープンカーを乗り回す青年に成長を遂げていた。ちなみに愛車は改造した電気自動車。
将来
デザイナーになりたがっているが、将来は貿易会社の社長になる。大会社ではないが、忙しく仕事をこなす。少年時代は「パパの会社を継いで社長になる」と予想していたが、父の会社を継いで就任したかは不明。スネ夫の母に似た顔の女性と結婚し、スネ樹という息子をもうける。
 


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ジャイアン



ジャイアン
フルネーム/剛田 武(ごうだ たけし)は、藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』に登場する架空の人物。通称「ジャイアン」。6月15日生まれ。野比のび太のクラスメイト。妹にジャイ子がいる。
 
設定
性格
クラスのガキ大将であり、自己主張が激しく短気かつ毒舌家ゆえに粗暴で威圧感のある少年というイメージが強い。さらにクラスメイトの男子達をいじめの対象とし、彼らが自分の意に沿わないとすぐ怒鳴って暴力に訴えるため、恐れられている。
また、「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」というセリフ(語源はイギリスのことわざ)に代表されるように、きわめて自己中心的・自分勝手であり(この思想は現在ジャイアニズムと呼ばれている)、強引に他人の漫画やゲームを取り上げて自分のものにしたり、「ムシャクシャしている」という理由でのび太やスネ夫などに八つ当たりしている。ジャイアンひとりでのび太ら4人に殴りかかることもある。またスネ夫からラジコンを奪い、ラジコン機が民家の敷地などに入ってしまうと、「おれ、知~らない」といってコントローラーだけをスネ夫に突き返して逃げてしまう。
ただし、母ちゃん(母親)が大の苦手であり、これらの行為をしている所を見つかって母ちゃんにお仕置きを受けることもある。また、自分の方に非があると自覚している場合や、大勢に責任を問われたりするときは逆に弱腰になってしまう描写もある。未来の道具で世界征服を目論んだり、「さからうものは死けい! アハハ、いい気もちだ」と発言するなど、独裁者的な心理描写もある。 また、相手が怪我をするまで情容赦なく痛めつける、バットで十数発も殴りつけるなどの暴力を平然とふるうという残虐かつ冷酷でサディスティックな一面も持っている。
一方で、極めて義理固い一面も持ち合わせている。面倒見がよく親分肌で妹をかわいがり、不承不承ながらも家の手伝いもする。友情に厚い面もあり、「心の友よ!」と叫んで抱き付いたり泣きじゃくったりする。風邪をひいたのび太を本気で心配したり、ドラえもんの力を借りられず追い詰められたのび太を助けるために共闘したこともある。テレビアニメ第2作第1期では後期になるにつれて、暴力的な側面は薄れる代わりに、ユーモラスで人情味のある性格が強調されるようになっていく。
のび太が家出した時にはそれを支援するためスネ夫に強制的に協力を求める、おじさんの話に感動しのび太の押しかけボディーガードとしてつきまとう、ドラえもんの道具の利益を期待している時などにも「心の友よ!」とすがりつくなど押し付けがましい人情を見せることもある。
大長編シリーズでは特に男気溢れる性格が顕著であり、命をも賭して友達を守ろうとするなど仁侠的な印象が強い。ジャイアンのモデルは作者の少年時代のガキ大将であるが、作中本編のジャイアンのキャラとは対照的に「弱い者を助けるガキ大将」であったという。そういう意味では大長編シリーズのジャイアンはモデルとなった当時の少年のキャラに近い。
のび太を散々いじめる一方で、もしもボックスの効力でのび太がアメリカへ引越しをすることになった際には、誰よりも早くのび太の家へ駆けつけ涙を流して、今まで虐めてきたことを謝罪したり、映画『のび太の結婚前夜』ではジャイアンの家でのび太、スネ夫、出木杉とバチェラーパーティー(新郎を送る独身時代最後の飲み会)をした際、「なんでしずかちゃんがお前を選んだのかわかった気がする」と語るなど、心のどこかではのび太を認めていた節がある。また、テレビアニメ第2作第1期の「本音ロボット」では、内心ではのび太のことを友達だと思っているが、なかなか素直になれずに暴力を振ってしまうと本音ロボットを介して語っている。
恋愛面に関しては晩生で少女趣味的なところがある。女の子と仲良くなるための方法を相談するときは普段の頼みごとのときより声が小さくもじもじしていて笑われたりする(もっとも、その後はいつもどおり怒り狂ったり脅しを掛ける)。また、イヌを連れた女の子に一目ぼれしたときは、ムクを散歩に駆り出して会話するも終始どぎまぎしていた。なお、誰彼かまわず暴力を振るうジャイアンだが、女の子には乱暴なマネはしないようである(ただし「横取り」はしていたような描写がある)。
運動能力
草野球チーム「ジャイアンズ」の特訓で行なった町内十周マラソン(のび太、スネ夫、安雄、はる夫が参加)で一位になるなど高い持久力を持ち、のび太と尻相撲をした際にはのび太を数メートルも突き飛ばしたり、殴られた人間の顔面を陥没させるほどの力を持つ。また、父親からは柔道を習っており、まねごとながら多少は空手の心得もあるようである。ひみつ道具「正確グラフ」による計測結果によると、力はスネ夫の約1.4倍、しずかの約1.7から2倍、のび太の約3.3倍。また、腕立て伏せを100回もしたり、学校の鉄棒で鉄棒技の大車輪をやってのけるなど、年齢から考えるとその力は計り知れないものがある。「天気決定表」では、1キロメートル泳げると言っている。『ドラえもん のび太の太陽王伝説』ではイシュマルから自分から進んで棒術を習い、作中ではかなりの上達を見せていたり、ティオと互角に殴り合いをするなどもしていた。また、草野球チーム・ジャイアンズではピッチャーのエースで四番でもあり、そのスイングは凄まじいものがある。自分のステージ衣装を逸失されたとしてドラえもんに木製バットで襲いかかる途中、軽々と電柱を両断する程のパワーを見せている(のび太と竜の騎士)。
知力
運動は得意だが反対に勉強は中の苦手で、テストの点数もやや悪い。普段の点数は15点などで、のび太と大して違わない。100 点の答案を父親に見せても、父親には不正行為をしたことを簡単に悟られるほど。ただ、「正確グラフ」での計測結果によると、頭の良さはのび太の2倍だが、のび太が低すぎるため結局大差はない(なお、しずかの 1/3 、スネ夫の 4/7 でもある)。ただ、何もかもがあべこべの世界で宿題をやってこなかったり、他にも宿題を気にするシーンが見られることから、のび太と違い宿題はしているようである。また、アニメ版ではテスト前に徹夜で猛勉強をする、漢字テストを50点取って先生に褒められる、複数教科のテストを「オール90点取った」と低点数だったのび太に自慢する描写があるなど、稀にだが勉強に関して努力をする面はある様子。
また、自分はなぞなぞが得意であると言うだけはあって、「表の模様が裏に、裏の模様が表にある珍しい50円だ」という巧みな台詞でのび太を騙したり、「東京タワーよりも高くとぶ方法」のなぞなぞ(答えは「その場でジャンプするだけ」。東京タワーは飛べない)など、ずる賢い一面もある。
 
趣味
歌うことがなによりも好きでNHK紅白歌合戦に出場するのが夢だが、信じられないような悪声で絶望的に音痴である。本人はそのことに自覚がなく自分の歌に絶対の自信を持っており(自分の歌を「芸術」などと自賛し、聞いている)、自分の歌を侮辱されると激怒する。その一方で、寝ぼけて聞いた自分の歌を「だれだ!! 夜中にへたくそな歌を……」と激怒、酷評したこともある。またのび太に音楽指導をし、自分とそっくりに歌うと「オンチ!」と酷評し、自分の指導で上達しないことを不思議がる。彼の歌声は「ホゲー」もしくは「ボエ~」と表現されることがあり、アニメでは大音響にエコーがかかったような表現になる。
レパートリーは、まったく風貌に似合わない恋する心を歌ったオリジナルの歌が中心。また、「およげ!たいやきくん」「北国の春」「横須賀ストーリー」など、エピソード発表当時の流行歌を歌っていたこともある。しばしば「ジャイアン・リサイタル」などと銘打って独演会を開催し、手製のチケットを脅して売りつけ、町の子供たちを強引に集めて歌を聞かせては皆を困らせている。空き地にお手製の看板と空き箱を並べて舞台を作り、何時間も熱唱する(連載後期になるとドラえもんの道具を用いて派手な衣装に身を包み、豪華なステージセットを組むようになる)。
料理
他には料理を趣味としているが、その腕は歌唱力以上に壊滅的。ただよった匂いでイヌや鳥や虫が気絶するほどで、たくあんやセミの抜け殻を使ったりするなど食材や味の面でも、この世のものとは思えないようなものだという。自作の料理を試食したジャイアン自身が倒れてしまったことさえある。特に、代表的な創作料理「ジャイアンシチュー」はひき肉、たくあん(10年もの)、塩辛(10年もの)、ジャム、煮干、大福、セミの抜け殻などの材料の組み合わせによるシチューであり(「その他いろいろ」と多くは語られない)、「プウン」や「モワ~」など不気味な臭いを漂わせ「ドロ~リ」という怪しい効果音を出すなどする。その臭いは飛ぶ鳥を落とす程。味は舌を出して泣きたくなるほど最悪だという。ちなみに蝉の抜け殻は、センタイ(蝉蛻)という漢方生薬として専門店で取り扱われ、薬膳料理などにも用いられるものでもある。
なお、タレントの木村祐一によれば、テレビ番組の中でこの料理を再現してみたがこのときは計画的に煮詰めたのでビーフシチュー風味のおいしい料理になったという。
また、2011年5月11日放送のシルシルミシルでは「実際に作るとどんな味なのか?」という視聴者からの質問を受けてこの料理を再現。調理は子役の長与航己(番組曰く「ジャイアンぽい子」)が担当。子供が適当に調理したこともあって、外見は原作通りドロリとした凄まじいものに仕上がった。試食した料理研究家の土井善晴は「食材のバランスが最悪、暗闇のような味」と酷評していたが、その後に試食した出川哲朗は「美味しい。見た目を気にしなければ普通に食べられる」と上々の評価を下しており、長与自身も「美味い」と述べている。
その他
秘密の趣味としてままごとがありドラえもんにからかわれると「どら焼きあげるから内緒にして」と必死に顔を真っ赤にしながら頼んでいたが、幼少期にはスネ夫とつるみ、のび太がままごとをしているのをからかっている。少女マンガを読んで号泣する場面もある。
その他の嗜好として「クマのぬいぐるみ(大)」が挙げられる。毎週見ている動物番組に800枚の応募はがきを送って当選。それが「クマのぬいぐるみ」であった。また、ゴリラのぬいぐるみを抱いて寝ていることも。書籍『ドラえもんのまんがで覚える英語辞典』では少女漫画のキャラクターが描かれた下敷きを持っていたこともあった。
苦手なもの
前述したように母ちゃんが大の苦手。姿を見なくても「たけし!」という怒鳴り声を聞いただけで震え上がって逃げ出すほど。親戚で苦手なおばさん(母方の妹)もいる。先生や神成さんなども苦手な人物である。
本人は「(母ちゃんを除いて)怖いものはない」と語っており、のび太とドラえもんが考えつく限り出した怖いものに対して、全く怖がらなかった。しかし大男やお化けを怖がっている描写もあり、本物のお化けや怪物は怖がることがある。
実家
原作では、卵や缶詰を売ったり、カボチャなどの野菜を売ったりする描写があるのみで、店名などは不明。
アニメでは「剛田雑貨店」、あるいは「剛田商店」という乾物屋。ジャイアンも「乾物屋」と発言している。
母ちゃんによく店番を頼まれているが、サボってどこかへ遊びに行ってしまうことも多い。またアニメでは、のび太がもしもボックスを使ったためにアメリカに引っ越すことになりかけたとき、ジャイアンの母ちゃんがのび太のママに「剛田雑貨店のホームページ、アクセスしてね」と言ったことから、ウェブサイトを公開しているらしい。
将来
歌手になることが夢で、「おれ、絶対に歌手になって、大賞をとって、紅白にでます」と張りきっており、ノビタレコードからレコード「乙女の愛の夢」をリリースしたこともある。さらに、サイン入り特大パネルを作ったこともある。そのパネルはファンレターをくれた人の中から抽選で当たるという物だったが、応募してきた手紙はどれもジャイアンの歌を酷評するものだったため、のび太が仕方なくもはん手紙ペンで適度なファンレターを書き、のび太にプレゼントされることとなった。
また、モデルになるという夢も持っている。
将来、世界各地に支店を置く大型百貨店「ゴウダショッピングモール」を経営することを夢見ている。しかし、ジャイアンは独立して「スーパー・ジャイアンズ」という名のスーパーマーケットを経営することになる。一方母ちゃんは、元気に乾物屋の経営を続ける。
 
その他
前述のように通称はジャイアン。巨体を持つのでこの通称がついた。同級生からは、のび太をはじめとして男子はジャイアンと呼んでいるが、しずかなどの女子からはたけしさんやたけしくんなどと呼ばれることが多い。
野球チームであるジャイアンズのキャプテンである。ピッチャーを務めているが、三振を奪うことは少なく、ヒットを打たれている描写が多い(そのほとんどはフライであるが、のび太のエラーでヒットになっている)。彼は大抵ジャイアンズが試合に負けるのを「のび太のせい」として怒る。打者としてはホームランを幾度か打つなど、それなりに活躍している。大長編では彼のバッティングの腕や、コントロールが勝利の決め手になったこともある。また、『のび太とブリキの迷宮』では、空を飛んでいるブリキの飛行機をジャイアンのバッティングで打ち落としたこともある。
尊敬する人物は宮本武蔵と柔道十段のおじさん(後述)。アクションスターの千葉県一も尊敬しており、ケンカの方法を伝授してもらったり(実際はロケのアクションシーンの収録に巻き込まれただけ)、サイン色紙を宝物として持っていたりしている。
ドラえもんの道具「雨男晴れ男メーター」によると、晴れ男の最高値 +10 を記録するほどの「とても強力な晴れ男」である。
ツチノコの発見者であり、未来の百科事典にも名を残している。
アイドル・星野スミレ、青空ゆかり、川合可愛、伊藤翼のファン。
初期の単行本には同じ風貌の「カバ田」というキャラクターが登場している。これについてはこちらを参照。
テレビアニメ第2作第1期第1223話「反応テスト・ロボット」にて、空き地で行われる「リサイクル」を「リサイタル」と間違え、当日派手な衣装を着て空き地に来たことがある(反応テスト・ロボットに母親の顔を描き、止めさせた)。
普段のび太をいじめている立場のジャイアンだが、のび太がドラえもんの道具の力を借りて逆襲に出た際に、「ノータリン」呼ばわりされた挙句に KO 負けを喫したことがある。
リサイタルの際、「剛田猛」と表記されたことがあった。
テストの名前欄に「ジャイアン」、「剛田剛」と書いていたことがあった。
好物は豆、ラーメンなどで、大長編ではカツ丼を食べているシーンが多い。テレビアニメ第2作第1期ではピーマンが好物という設定。
 
両親、親戚
以下の設定は、原作およびテレビアニメ第2作(テレビ朝日版)に関するものである。
テレビアニメ第1作では母親は故人であり、父親の手一つで育てられていたが、この父親は気弱な小男という、原作とは大きく異なるキャラクターとなっていた。
タケ蔵
のび平と同世代の戦国時代の人物。ジャイアンと同じく気が強く、高所から水の中へダイブするなど勇敢な少年。タケ蔵の母はジャイアンの母に顔が似ている。ジャイアンの先祖であるかどうかは不明。
母親
通称「母ちゃん」。雑貨店を営んでいる。実直で息子に厳しく、しかも、男勝りで豪放であり、ジャイアンが心から怖れている人物。いつもジャイアンに店番や配達の手伝いをさせ、しばしばゲンコツや平手打ちなどの体罰を加える。ジャイアン以外の人物に対しては暴力をふるったり暴言を吐いたりすることはない。のび太がジャイアンにいじめられているときに登場することがある。母ちゃんの登場によって怖がったジャイアンがいじめを止めるため、のび太にとっては救世主の様な人物である。
「ドラえもんの登場人物一覧#剛田家」も参照
父親
父親の職業については母親と同じく雑貨店を営んでいると思われるが明確な職業は描かれていない(店番をする場面が描かれているのは1度のみ)。無精髭を蓄えていて頭は角刈りにしている。
テレビアニメ第1作では「小助」という名前があった。 息子同様、好戦的な性格のようで、嫌がるのび太の父親に対し、無理矢理相撲対決を挑む一幕もある。 ジャイアンの父親は漫画、テレビアニメともほとんど登場しないが、漫画では9回登場している。
のび太を上手く騙し、ドラえもんの道具「コンピューターペンシル」を奪って 100 点を取ったジャイアンに対し、あまりの情けなさに号泣しながら「いつも落第点のおまえが急に100点を取れるはずがない、できの悪いのはしかたがないとして、不正だけはするなと教えてきたはずだぞ!!」 と叱り叩きのめした。翌日ジャイアンは顔に傷を負い「百点なんかこりごりだい!!」とコンピューターペンシルをドラえもんとのび太に返した。。
家の中で暴れるウマタケに困り果てる。
のび太の父親と相撲をとる。町内一の力持ちと自負しており、他の登場話と比べ自分勝手で乱暴。なお、この話では無精髭は無く鼻の下にヒゲを生やしている。
息子を映画館に連れて行く。
息子を厳しく叱る妻に難色を示し、ジャイアンに小遣いをあげようとする。
また、夫婦喧嘩をしたときは、父ちゃんは母ちゃんに負けているとジャイアンが述べている。
たい焼き(テレビアニメ第2作第1期では焼き芋)を買って帰る途中でひき逃げに遭う(ただし、これはのび太がタイムマシンでこのときに戻り突き飛ばし助けたので、結果的には遭っていない)。
食事中、道具の効力で吹き飛ばされたちゃぶ台を追いかけるはめになる。
食事中、ジャイアンが道具の効果により吐き出したご飯を顔中に浴びる。
家族で箱根旅行に出かける。原作では最後の登場であり、前回の登場からブランクがあいたためか頭頂部が禿げている。
テレビアニメ第2作第1期では、話の中で家族でお花見に行っているシーンがある。
ジャイ子
ジャイアンの妹。ジャイ子という名前は通称であり、本名は明らかになっていない。ジャイアンはジャイ子をこの上なく可愛がっており、これが災いしてトラブルになることも度々あったが、ジャイ子も兄のことをとても尊敬しているようである。「クリスチーネ剛田」というペンネームで少女漫画を描いている。ジャイ子の本名が明らかになっていないのは、シンエイ動画の別紙壮一によると「ジャイ子と同じ名前の女の子がいじめられるのを防ぐための作者の配慮である」という。ただし、本当に藤子・F・不二雄がそう発言したかは、藤子本人がすでに故人であるため検証することができない。別の資料によれば、藤子・F・不二雄が「そのうち漫画の中で(本名を)書きますよ」と発言していたという。
 
ペット
ムク
ジャイアンの愛犬。ジャイアン曰く「頭が良くて、強くたくましくて男性的」だが、飼い主のジャイアンを恐れている全くのダメ犬で、他人の家の庭でゴミをあさったり立小便をしたり、スネ夫の飼い猫・チルチルの威嚇に震えあがって逃げ出しだし恥をかかせたとしてジャイアンに激怒されたことがある。また、手癖が悪く、近所の家から履き物や野球のボールなどを盗み、地面に埋めていたこともある。しかし、ライオンに襲われたジャイアンを助けるためにライオンと戦うなど、飼い主思いな犬である。1回きりだが、名前が「ボケ」であったり、「デカ」という名の別の犬だった回がある。のび太にだまされてジャイアンを綱で引っ張ったこともある。
 
きれいなジャイアン
てんとう虫コミックス第36巻収録「きこりの泉」に登場する。
泉の中に物を投げ落とし、女神ロボットの質問に正直に答えると落とした物の上位品や素晴らしい物を授けてくれるというイソップ寓話「金の斧」をモチーフにしたひみつ道具だが、欲張ったジャイアンが古くなったおもちゃをまとめて泉に投げ落とそうとした際にバランスを崩して自分が泉の中へ転落してしまい、女神ロボットがドラえもんとのび太に授けてくれたのが「きれいなジャイアン」である。
きれいなジャイアンはオリジナルのジャイアンよりも太い眉と凛々しい目が特徴で、性格は品行方正。一人称は「ぼく」でのび太やドラえもんやスネ夫を「くん」付けで呼ぶ。なお、このひみつ道具の元となったイソップ寓話とは異なり泉に投げ込んだ物は返ってこないため、オリジナルのジャイアン(のび太とドラえもん曰く「もっと汚いの」)は「助けてくれー」と叫びながら女神ロボットにシャツを捕まれて(アニメでは力ずくに頭を押さえ込まれて)泉から出られなくなってしまう。 テレビアニメ第2作第2期「いいとこ選択ボード」では、のび太がジャイアンの体力を減らし、ルックスやIQを上げた結果、きれいなジャイアンと同じ外見になり、言葉遣いも丁寧になっている。
このきれいなジャイアンは天田印刷加工の「ドラえもんカードゲームコレクション」でレアカード (R0005) として登場し、ロッテの「ドラえもんクッキーボールチョコ」のおまけとしてフィギュア化もされた。さらに、2008年にはメディコムトイよりワンダーフェスティバル限定商品としてフィギュア化されている。また、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムにはきこりの泉が置かれ、そこからきれいなジャイアンが現れるようになっている。


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しずかちゃん



しずかちゃん 本名【源 静香(みなもと しずか)】
藤子・F・不二雄の漫画作品「ドラえもん」に登場するヒロインで、主人公 野比のび太が憧れるクラスメイト。主要人物内での紅一点的存在である。
 
設定
周囲の人物からの呼称は、原作では「しずちゃん」と呼ばれているがアニメ版では「しずかちゃん」が定着している。 父親・母親からは「しずか」と呼び捨てで呼ばれている。なお、初期ではジャイアン・スネ夫からも「しずか」と呼ばれたことがあった。
彼女が他の登場人物を呼ぶ場合、原作の大半とそれにならったアニメ第2作(テレビ朝日版)では、ドラえもん、のび太、スネ夫、ジャイアンをそれぞれ「ドラちゃん」、「のび太さん」、「スネ夫さん」、「たけしさん」など、おおむね「さん」付けで呼んでいる。アニメ第2作1期の初期では「さん」付けではなく、「のび太くん」「たけしくん」など「くん」付けで呼んでいた。原作でも初期ではドラえもんのことも「ドラえもんさん」、「ドラえもん」と呼んでいた(2巻「ロボ子が愛してる」では「野比くん」と呼んでいる)。その他にも、原作中に、ジャイアンを「ジャイアンさん」などと呼んでいた時期もあった。またアニメ第2作1期の初期では「ジャイアン」と呼び捨てにしていた時期もあった。
アニメ第1作(日本テレビ版アニメ)、および第2作1期ではピンク(または赤)一色の服とスカートをほぼ毎回着用していたが第2作2期では着用していない。髪型は常にツインテール。
のび太との身長差に関する描写は、相対的に高く描かれることもあれば低く描かれることもあり、一定しない。
原作の誕生日に関する場面は、こたつがあったり、半袖だったりと一定でない。アニメでは誕生日の設定は定かでないものの、誕生日を5月とする設定がある。
歌手の郷ひろみ、天野星夫、西条ひろみ、郷ヒデキ、タレントのトシちゃん(または田原のトンちゃん)、玉木宏、速水もこみち福山雅秋(福山雅治)、甘栗旬(小栗旬)の大ファン。
美容には気を遣っており、「顔の美容体操」を行っている。

学業および運動神経
成績は良く、先生から「きみの成績は最近ますますあがって……」などと褒められるシーンがたびたび登場する。しかし、出木杉よりはやや劣るようで、彼がしずかに勉強を教えることはあっても、その逆はない。テストで85点を取って母親に叱られたこともある。スネ夫のように学習塾には通っていないが、家庭教師がついている。
運動をする場面が描かれたことは少ないが、ひみつ道具でのび太の体と入れ替わったときには、野球で活躍したり木登りにチャレンジしたりするなど、もともとの運動神経は悪くないようであり、ときにはのび太以上に快活な振る舞いを見せることもある。また、ドラえもんの道具「正かくグラフ」によると、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンの中では3番目に力持ちだとされる。
また映画『のび太と鉄人兵団』などでは一人でも構わずプールに行こうとする姿も描写されていることや、海や湖ではここぞといわんばかりに泳ぎ回る様子も見受けられるので相当な水泳好きであるということも推測できる。
 
性格
基本的に真面目でおしとやかで誰にでも優しい。困った人を見かけると放っておけず、ひみつ道具の強烈な妨害をはねのけて、のび太を助け、のび太の「そんなに心配してくれたの?」という問いに「あたりまえでしょ!お友達だもの!!」と叱咤したりもした。しかし一方で、他の登場人物に比べて現実的でかなりドライな一面も見せることもある。またひみつ道具でのび太の姿になった時の行動や、ジャイアンやスネ夫といったわんぱくな男の子と連れだっていることから、お転婆な一面を兼ね備えているようでもある。
出木杉と一緒にいるとのび太が嫉妬してくるパターンが非常に多いが、アニメや劇場版ではのび太に気があると匂わせる描写が多い。勉強もスポーツも何でもできる出木杉には好意を持っているようであり、一時期は交換日記までしていたこともあった。
おしとやかなイメージが強いが、上記の経緯でしずかの姿となったのび太が、行儀の悪さをしずかの母親に厳しく叱られている。実のところ周囲の目の届かないところでは、ピーナッツを投げ食いしていたり、寝転がって物を食べたりといった姿も見られる。両親が泊まりがけで出かけたときなどは大っぴらに夜更かしできることを喜び、「いっぺん見てみたかったのよね」などといってテレビの深夜放送を盗み見たりもしていた。また「ピアノのおけいこさぼっちゃった」とあっさり言い放ってレッスンを抜けたり、ピアノの稽古中に泣きべそをかいていることもある。
人形やぬいぐるみが好きで、かなりの数をもっているようである。好きなフィクションのジャンルは女の子らしくメルヘンやファンタジーで、暴力的なものや戦争関連は嫌い。そのため、『のび太の宇宙小戦争』ではプラモを使ったSF映画を撮ろうとするのび太とドラえもんの意見を一蹴し、自分の一存でメルヘン映画を撮ることを決めると言ったやや自分勝手な態度を見せた。しかしSFなどの科学方面に強い一面もあり、『のび太と鉄人兵団』と『のび太とアニマル惑星』では神話に隠された真実を読み解く役割を担っていた。
また、大好物の焼きいものことをほかの人に言われると怒り出す。
 
性格の変化
連載初期のしずかは後期とは性格がかなり異なっている面があり、ジャイアンやスネ夫の意地悪に際して一緒になってのび太を嘲笑したり仲間はずれにすることや、四月馬鹿で彼を騙すことなどもよくあった。また、かなりぶっきらぼうな言動を取ることも多かった。
例としては「クラスで一番わすれんぼのあんたが? ホホホ」と、のび太を「あんた」と呼び、腹を抱えて大笑いするシーンがある。そのほか「あんたの家が火事よ!」、「あんたが生き返らせるって言ったでしょう」、「あんたはクラスでも有名なへたくそなのよ」といったセリフが挙げられる。ときにはのび太のことを真顔で「ばかじゃないかしら」と言ったこともある。
しかし、後期の作品では、スネ夫がのび太を仲間はずれにしようとすると「それなら私も行かないわ、仲間はずれする人きらい」…とのび太に味方する描写も増えた。
 
入浴
風呂が好きで、一日に3回は必ず(要は数時間おきに)入浴する。そのため、昼間から入っている場合もある。映画『のび太の宇宙小戦争』では、母親が夕食前(3~4時頃)に入浴を促している。作中では、のび太がどこでもドアなどの道具で移動した場合、しずかが入浴中の源家の浴室に出たり、透視するような道具を使うと入浴中というのは一種の定番のギャグとなっている。気付いた後は「のび太さんのエッチ!!」の罵声と共に洗面器のお湯を浴びせたり風呂桶を投げつけたりして追い出す。原作本の序盤ではしずかの胸は平らだったが原作本中盤から胸がふくらみ始めている(思春期を迎えた)ことが確認できる。これはBSマンガ夜話第11弾ドラえもん特集でいしかわじゅんが採り上げている。現在放送中のアニメ第2作2期では自主規制により、パンチラと共に入浴シーンはめったに見かけなくなったが、劇場版ではこの限りではない。しずかも慣れたためか、あまり叫ばなかったり、まったく嫌がらないこともある。 また、この風呂好きがときに大きな役に立つこともある。

習いごと
バイオリンをたしなむが、その腕前は極めて下手であり、本人は自覚していない。その下手さは演奏を聞いたのび太があぶら汗をかくほど。のび太はこれを「ジャイアンの歌といい勝負」だと評しており、現にアニメ第2作2期「ドラえもんVSドラキュラ」(2008年5月9日・16日放送)、『ドラえもん4 のび太と月の王国』ではジャイアンの歌同様、敵に対する攻撃方法として登場している(「ドラえもんVSドラキュラ」のラストでは、ジャイアンと共演してコンサートを開いた)。なお、原作初期では美しい音色を出していたこともあった。
ピアノも習っており、そちらは上手だが、本人はバイオリンの方が好き。しかし母親はしずかをピアニストにするのが夢なので、母と衝突することもある。だが未来の描写でしずかがピアニストになっているものはない。その他、バレエを習った経験もある。

嗜好
1番の好物は焼きいも(方倉設定ではふかしいも)。作中でたびたびしずかが焼きいもを食べている描写があり、ドラえもんやのび太がしずかの家に行った際おやつに焼きいもが出たほどだが、当人はイメージダウンを恐れて秘密にしている。(それは擬似人格もなかなか喋らないほど)のび太やドラえもんも、ひみつ道具で本心を探るまで好物のことを知らず、道具を使った擬似人格からむりやり聞き出して大量の焼きいもをプレゼントした2人は激怒されたが、彼らはなぜ怒るのかしずかの気持ちが理解できなかった。なおその疑似人格によれば、2番目の好物はチーズケーキ、3番目は寿司。また、しずかは焼きいもを庭で焼くこともあり(サイズはかなり大きめ)、その際はしずかの母親もしずかに便乗して焼きいもを焼いている。大長編ではホットケーキもしくはパンケーキ、スパゲッティ類を好んで食べることがある。
また、たまにクッキーを焼いてのび太たちにごちそうし評判もいいが、普段は母親にも手伝ってもらっているということであり、一人で作ったときは砂糖と塩を間違えるミスをしたりオーブンで焼く時間を間違えて焦がしてしまうなど料理の腕前は定かではない。
カエルが大嫌いで、見ただけで絶叫して飛び出すほど。ほかにクモ、ミミズなど、女の子が嫌がりそうな生き物はたいてい嫌がる。また、雷が苦手だったり、怖いものに地震を挙げたり、歯医者から逃げ回ったりしているなど苦手なものは多い。

血縁
両親の名前は不明だが、表札に「源義雄」と父親の名前が書かれていたことがある。アニメでは、父親の顔や形が統一されていなかった時期がある。母親は原作ではやや太っていて目も小さく、あまり美人とは言い難い容姿だが、アニメではしずかをそのまま成長させたような姿をしている。外伝作品ではあるが、『ザ・ドラえもんズ スペシャル』では両親の20年前のエピソードが描かれている。若い頃のしずかの母はしずかと瓜二つで、更にはバイオリンの腕前は娘とは対照的に、コンクールで優勝する程であったと語られていた。
親戚には、美術評論家のおじさん、のび太が一目惚れするほど美少女の従姉妹、鉄道ファンで北海道に住むいとこがいる。
血縁関係は不明だが、戦国時代に領主の家に「おしず」という人物が奉公していた。
 
将来
夢はスチュワーデス、看護師、保育士、外交官など。
将来はのび太と、大学時代の雪山での遭難事故がきっかけで(「そばにいてあげないと危くて見ていられない」という理由で)結婚し、息子としてノビスケをもうけることとなる。
 
ペット
連載初期~中期では柴犬をよく飼っており、ペロ、チロ、シロという名前がいた。
ペロはしずかが幼児の時に家に来て、それ以来、しずかとは大の仲良しだった。それはしずかが危ないときは命がけで戦ってくれたほどである。病気にかかって一度死んだが、ドラえもんの万病薬の力で生き返る。話によっては子犬だったりする。
カナリアを飼っており、よく逃げ出してのび太たちに探すのを手伝ってもらうことがある。カナリアが地球を救ったこともあるが、話によっては野良猫のクロなどに食べられたりして死んでいることも多い。
「ピー子」という名前のカナリアがよく巣から逃げ出してはしずかを困らせている。一度、ガスストーブのガス管が外れているのをしずかに知らせたこともある。
「チッチ」という名前の小鳥が、てんとう虫コミックス12巻「ペットそっくりまんじゅう」のみに登場。器量よしでとても声がいいとのこと。
ほかに文鳥、ジュウシマツ、インコ、オウムを飼っていたことがある。
てんとう虫コミックス8巻「わらってくらそう」では小鳥が死んだといっているが、鳥種・名前は不明である。
名前は不明だが連載初期にはトラネコを飼っていたこともある。
 
その他
モデルは作者の妻の藤本正子という説もあるが、源義経の側室・静御前がモデルだという説もある。
雑誌「小学四年生」1970年1月号(1969年12月発売)の「ドラえもん」の連載開始当初は、名前が「しず子」とされておりのび太は「しず子さん」と呼んでいた(「しず子」という表記は単行本には未収録)。「しずか」の名前に変更されたのは、連載開始から2年後「小学四年生」1972年2月号掲載の「のび太のおよめさん」(てんとう虫コミックス6巻収録)からである。名字の「源」もこのときが初出であった。
ドラえもんのゲーム内でのしずかはたいていスモールライトを武器にする(シリーズによってはこけおどし手投げ弾などを使う)。
2006年の、のび太の誕生日に合わせた特番のミニコーナーでは、のび太がペ・ヨンジュンや南海キャンディーズの山ちゃんに扮した芸に合わせて、しずちゃんの仮装を披露した。
フジテレビ系列の『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』の企画「トリビアの影ナレ」では、野村道子がしずかの声で担当した。
コミックス初期巻では、しずかと同じ姿をした「みよちゃん」なる女性が存在する。この情報についてはドラミ#誕生から現在までを参照(後年の版ではセリフが修正されている)。


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